ふるさと納税をネットで調べていると、
「還元率120%!」
「1万円の寄付で12,000円相当の返礼品!」
なんていう言葉を見かけることがあります。
「えっ、還元率120%ってどういうこと?」
って思いません?
しかも、ふるさと納税には
「返礼品の調達費は寄付額の3割以下」
というルールがあります。
「1万円寄付したら、3,000円までの返礼品なんじゃないの?」
そう思うのも当然です。
実はここ、「返礼品の調達費」と「還元率」で見ているものが違うんです。
結論から言うと、ふるさと納税は「還元率の数字だけ」で選ばなくて大丈夫です。
そもそも「返礼品は3割まで」ってどういうこと?
まず、ここを押さえておきましょう。
ふるさと納税では、自治体が用意する返礼品について、
返礼品の調達にかかる費用を寄付額の3割以下にするというルールがあります。
例えば、
1万円寄付した場合
返礼品の調達費
→ 3,000円以下
というイメージです。
「じゃあ、ネットで見る『還元率100%』とか『120%』って何なん?」
ここが今回のポイントです。
「返礼率」と「還元率」は同じじゃない
ここは、ややこしいので簡単に考えてみましょう。
この記事では、
返礼品の調達費
自治体が返礼品を用意するためにかける金額
還元率
その返礼品を一般のお店などで購入した場合の価格を基準にして、
「寄付額に対してどれくらいの価値があるか」を表した数字
として考えます。
つまり
自治体がいくらで用意したかと、
私たちが普通に買ったらいくらするかは、同じとは限りません。
じゃあ「還元率120%」ってどういうこと?
例えば、1万円の寄付でハンバーグが届いたとします。
自治体が返礼品として用意するための調達費が、
3,000円だったとします。
でも、そのハンバーグを一般のお店などで同じくらいの量を購入すると、
1万2,000円くらいするとします。
1万2,000円 ÷ 1万円 × 100
= 還元率120%
自治体が1万2,000円分の返礼品を仕入れているわけではありません。
「一般的に購入した場合の価格」をもとに計算すると、120%になるということ。
ここを知らないと、
「え?3割ルールどこ行ったん?」
となりますよね(笑)。
「還元率」の数字は、基準にする価格で変わる
そして、もう一つ知っておいてほしいことがあります。
「還元率○%」という数字は、どの価格を基準にするかによって変わります。
例えば、1万円の寄付でもらえる返礼品があったとします。
同じ商品でも、
というように、販売価格が違うことがありますよね。
もし5,000円を基準にすれば、
5,000円 ÷ 1万円 × 100 = 還元率50%
でも、3,000円を基準にすれば、
3,000円 ÷ 1万円 × 100 = 還元率30%
どの価格を基準にするかで、還元率の数字そのものが変わってしまうんです。
比較サイトなどでは、独自の方法で価格を調べて還元率を算出している場合があります。
そのため、
「還元率120%と書いてあるから、絶対に120%分お得!」
と、その数字だけをそのまま信じるのではなく、
「この還元率は、何の価格を基準に計算しているんやろ?」
と、一度考えてみるのがおすすめです。
返礼品を選ぶときのひとつの目安として見るのはアリ。
ただ、
還元率の数字だけで「こっちのほうが絶対お得!」と決めつけない。
これが私が一番伝えたいところです。
還元率ランキングだけで選ばなくてもいい
ふるさと納税を検索すると、
「還元率ランキング!」
みたいなページがたくさん出てきます。
ランキング上位に入りやすいのは、
などこういう商品は、一般のお店で購入すると価格が高くなることがあります。
そのため、
「返礼品の調達費は3,000円程度でも、一般販売価格を基準にすると還元率が高く見える」
ということが起こります。
だからランキングを見ると、
「100%超え!」
なんて商品が出てくるわけです。
じゃあ、eギフトはどうなる?
ここで私が「これも結構いいやん」と思っているのが、
eギフト・デジタル商品券
例えば、
3,000円分のeギフト
なら、基本的には
3,000円分の価値は3,000円。
1万円の寄付なら、
3,000円 ÷ 1万円 × 100
= 30%
お肉みたいに、
「スーパーで買ったら9,000円相当!」
という価格マジックが起こりにくい。
だから、還元率ランキングだけを見ると、eギフトは地味に見えます。
「数字が地味=お得じゃない」
とは思わないんです。
eギフトのいいところは「ハズレにくい」こと
お肉やフルーツの返礼品って、楽しみもあります。
「これ、めっちゃお得やん!」
と思って申し込むのも、ふるさと納税の楽しみのひとつ。
でも、実際に届いてみないと、
なんてこともあります。
私も実際に、
「これはもうリピートしないかな」
と思った返礼品があります。
逆に、
「これはまた頼みたい!」
と思ったものもあります。
だから私は、還元率の数字だけじゃなく、
「自分や家族が本当に使うか?」
も大事やと思っています。
私がリピートしたい返礼品はこれ
ここからは、実際に私が選んでみて、
「これはまた頼みたい」
と思ったものを紹介します。
第1位 宮崎県/都城産 高城の里
なぜリピートしたいかというと……
「還元率高いから」だけではありません。
実際に使ってみて、 コスパ良し!色んな部位が楽しめる!小分けになって使いやすい!
「これならまた欲しい」
と思えたから。
ふるさと納税って、結局ここが大事やと思うんです。
第2位 普段は買えない贅沢!北海道別海町の「ホタテ」
「訳あり」って書いてあるんだけど、「え、どこが?」って思うくらい粒が大きくて甘い!
焼くのはもちろん、生でも食べられて感動✨
普段買えない贅沢品を楽しめるのがふるさと納税の醍醐味。
第3位 兵庫県/三木市
かさばらない&すぐ届く!兵庫県三木市「サーティワン eギフト」
冷凍庫がパンパンで困る…って人におすすめ!
スマホで受け取れて、全国のサーティワンですぐ使えるデジタルギフト券。
逆に「これはリピートしないかな」と思った返礼品
そして、こういう話もあえて書いておこうと思います。
ふるさと納税の紹介記事って、
「おすすめ!」
「お得!」
「絶対これ!」
という商品紹介が多いですよね。
でも、実際に頼んでみたら、
「うーん……私はもういいかな」
と思うことだってあります。
大阪府/泉佐野市
牛ひれ切り落とし コスパ重視ならボリュームもありお手頃!!
ヒレの柔らかさはそこまでなかった
福井県 敦賀氏
カニ入り海鮮福袋 エビホタテカニ 豪華で お正月にもいいかな思って頼んだけど
ほとんど輸入品…カニは水っぽくて残念だった 甘エビは美味しかった
色々な海鮮味わいたいならいいかもしれません!
もちろん、味の好みは人それぞれ。
私には合わなかったけど、他の人にはすごく合うかもしれません。
なので、
「この商品はダメ!」という話ではなく、あくまで私の実体験です。
ふるさと納税は「還元率」より「自分が使うか」
ここまで読んでもらったら、私が一番伝えたいことはこれです。
還元率の数字だけで返礼品を決めなくて大丈夫。
例えば、
「還元率100%だから申し込んだけど、冷凍庫に入らない」
「高還元だけど、家族が食べなかった」
「思っていた味と違った」
これでは、せっかくのふるさと納税がちょっと残念ですよね。
反対に、
「これ、普段から買ってる!」
「旅行で使えるなら絶対使う!」
というものなら、還元率30%でも満足度は高いかもしれません。
そして、自治体側もけっこう大変
自治体側にも厳しいルールがある
ということ。
返礼品の調達費だけでなく、
- 送料
- 事務費
- その他の募集にかかる経費
これらを含めた募集経費には上限があります。
例えば1万円の寄付なら、
返礼品の調達費
→ 3,000円
送料や事務費など
→ 2,000円
合計
→ 5,000円
というイメージ。
「1万円寄付したから、1万円分の返礼品がもらえる」
という制度ではありません。
自治体も、その限られた範囲の中で、
工夫して返礼品を用意しています。
ふるさと納税の基本知りたい人👇
【2026年版】牛肉もらって税金安くなる?ふるさと納税 損しない方法【前編 仕組み編】
2026年10月から、ここも変わります
2026年10月からは、ふるさと納税の募集にかかる経費のルールも見直されます。
自治体側のやりくりにも影響が出てくる可能性があります。
この変更については、前の記事で詳しく説明しているので、気になる方はこちらも読んでみてください。
👉 【2026年10月】ふるさと納税が改悪?しれっと家計負担はまだ増える?
「今気になっている返礼品がある」という方は、9月中に一度チェックしておくのもいいかもしれません。
※自治体や返礼品によって対応は異なります。
結局、ふるさと納税はやったほうがいいの?
ふるさと納税は、
「税金がタダになる制度」ではありません。
本来納める税金の一部を、好きな自治体に寄付することで、
条件を満たせば翌年の税金から控除を受けられ、自己負担2,000円で返礼品などを受け取れる制度です。
どうせ納める税金なら、
「何も知らずに払うより、仕組みを知って、自分が欲しいものや使いやすいものを選ぶ」
仕組み知りたい方👇👇
【2026年版】牛肉もらって税金安くなる?ふるさと納税 損しない方法【前編 仕組み編】
返礼品選びで私が大事だと思う5つ
最後に、私ならここを見ます。
① 還元率だけで決めない
「120%!」という数字だけで飛びつかない。
② 本当に使うものか
家族が食べる?
旅行で使う?
普段から買っている?
③ 保管できるか
冷凍庫パンパン問題、これ結構大事です(笑)。
④ 口コミだけを信じすぎない
人によって味の好みも違います。
⑤ 自分にとって「使いやすい返礼品」か
還元率30%でも、確実に使えるeギフトなら、私は十分アリだと思います。
私がふるさと納税で一番伝えたいこと
ふるさと納税って、
「ランキング1位だからこれ!」
ではないんですよね。
還元率が高いから得。
還元率が低いから損。
そんな単純な話でもありません。
私は、こういう「数字の裏側」を知るのが結構好きです。
知らなくても、ふるさと納税はできます。
知っていたら、自分で選べる。
「これがおすすめだから、みんなこれにして!」
ではなく、
「こういう仕組みになってるで。知ったうえで、自分に合うものを選んでな」


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